SC808 同軸デジタル専用化

半年ほど前の話になりますけどサウンドカードをちょこっといじった話。
ネットで結構評判の良かったaimのSC808を買ってみたところ、なかなか音が良かったのです。といっても同軸デジタルアウトしか使ってないのですが。。
アナログで聞いてこそなんぼだとか言われてますがやっぱり外付DACの方が自分の環境では良かったです。ずっと。
Maya44eと比べて良くなった訳ではなく、ただ暖色系寄りになったというだけですが、何よりCM8888というPCIeネイティブのチップを搭載している事、同軸アウトがあるという2点で十分購入する動機付けにはなりました。

で、本題ですが、このカード結構熱くなるのです。電気食います。
デジタルしか使ってないのに(1次側で)3Wも4Wも食われるのは癪なので、
外部電源コネクタを使用しないようにいじりました。
調べてみると、外部電源の12Vからアナログオペアンプ用の正負電源&DACやTOSLINK用の5V、5Vからデジタル系の3.3Vを作っているようです。
同軸デジタルアウトしか使わない場合、3.3Vだけで事足ります。
PCIeのスロットには12V/3.3Vが来ているので、何とかスロットの3.3Vを使えないかという事です。
そんな訳でSC808の基板裏面を眺めてみると、コネクタ付近に空きランドがあるじゃありませんか。3.3Vのピンからパターンがのびています。
これをショートすれば外部電源なしに3.3Vが給電されるはず・・と考え、早速工作。

単に0Ω抵抗でも良いのですが切り替えられるようにジャンパー化。

で、ショートして外部電源をつながずに起動してみます。
結果、無事認識して音が出ました。音質の差は正直良く分かりませんでしたが、マザー経由で電源の3.3Vをそのまま利用するため、劣化はしても良くなる事はないでしょう。
また、3.3Vしか生きていないので、TOSLINKは使えなくなります。同軸だけです。念のため。

まぁとりあえずこれで熱くなる事はなくなりましたし、消費電力も1W未満になりました。

日は進んで、アマゾンで物色していたら安くてコンパクトなDC-DC基板を見つけましたので、SC808に使ったろかと考えました。
前述したPCIeコネクタの12VからDC-DC基板で一旦5Vを作り、SC808基板上の(外部電源からの)5Vラインに給電してやる事で3.3Vの質を殆ど落とさずに同軸ONLY化できるんじゃねという案です。
早速工作。

こんな感じでやりましたが正直おすすめはできません。コネクタの12Vピンから出ている僅かなパターンのレジストを削り、銅箔テープでショートに気を付けながら延長するのですが、コネクタ側のハンダ付けを出来るだけ薄くしないとささらなくなります。超面倒です。
自信のある方だけどうぞ・・。