ALTECのイヤフォン

私は普段外で音楽をほとんど聴かないのですが、かれこれ10年くらいイヤフォンを買っていないので、久しぶりに買ってみました。ちなみに前のものはSONYのMDR-EX70という、カナル型が出始めた頃のものです。当時のSONYらしいドンシャリ音で、外で聞くには丁度良いものでした。しかし歳をとったせいか、最近は高音のキツさが耳について聴き疲れをするようになってしまいました。
そんな時にALTEC Lansingからカナルイヤフォンが出るという事を知り、物は試しと買ってみた訳です。MZX406という型番で、5000円台だったかと思います。

昨今のブームもあって、さぞかし音質も進化している事だろう・・・と期待を込めた買い物です。売りは低音の迫力だそうで、パッケージにはノイズキャンセリングイヤフォンとも書いてあります。
早速MP3プレーヤーにつないで聴いてみましたが、思ったほど低音が出ない?あれ?と思いましたが押さえつけると途端に迫力が増すのでイヤーピースが合ってないのだと気付きました。どうやら私には大中小の内、一番小さいピースが合っているようです。
改めて聴いてみると。・・なるほど、かなりの低音の量です。しかし決して刺激的ではなく、不自然に強調された感もありません。これはいいかも。そして中音以上の領域は素晴らしくフラット。聴き疲れとは無縁の音です。空気感、音場感も秀逸です。こここれは。。
さらにノイズキャンセリングと銘打つだけあって外部の音が相当シャットアウトされます。これについては良し悪しの判断が難しいところですが音楽に浸りたい場合には長所となるでしょう。
正直なところ、外では音質云々はどうでも良くて気軽に聞けさえすれば良いと思っていたのですが、イヤフォンひとつでここまでの音質を実現されてしまうと考えを改めねばならんかなという気にさせられます。
相当なコストパフォーマンスだと思うのですが今一つ話題になってないような気がします。そもそも扱っている店が少ないのが原因なのかもしれませんが。。